空気のお話

空気のお話

朝晩がめっきり寒くなってきましたが、体調はおかわりありませんか?

さて、季節が変わると、何だかにおいも変わっているような気がしませんか?空気がにおうのでしょうか?そこで今回は、そもそも空気とはどんなものかについてお話ししてみますね。

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空気の正体

まず、空気はいくつもの種類の気体が混ざったものです。上の図のように、窒素、酸素、アルゴンで99.9%、その他の気体が0.1%です。二酸化炭素やオゾンはみなさん知っていると思いますが、ずいぶん少ないものですね。

空気の濃さと厚さ

高い山に登ると空気がうすいって聞いたことがありませんか?その通りです。海抜0mを基準にすると、富士山(3776m)では69%、エベレスト(8848m)では39%しか空気がありません。富士山は酸素ボンベなしでも登れますが、エベレストでは非常に難しいそうです。

 

ではこの空気、どこまで続いているのでしょうか?といっても、空気は上に書いたようにじょじょにうすくなっていくので、くっきりした境目はありません。ひとつの目安として、80kmの高さまでは同じような空気があることが分かっています。ただし、80kmの高さでは、海抜0mの0.001%しか空気がありませんが・・・。

80kmなどと聞くと「ずっと上の方まで空気がある」と思うかもしれませんが、地球の大きさと比べるととてもうすっぺらいんですよ。絵を見てみてください。

こんなにうすっぺらい空気の中で、いろんなにおいを感じたり、酸素ボンベをかついで山に登ったりしているのですね。国際宇宙ステーションだって、地球にへばりつくように飛んでいます。なんだかめまいがしそうです。

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参考

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ちゅーピー子ども新聞 2009年5月号(5月1日発行)10面に掲載した記事を加筆修正したものです。

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