虫めがねのむこう側のお話

虫めがねのむこう側のお話

春の天気は晴れたり降ったり・・・ですね。雨の日でも家の中で気軽にできる遊びをご紹介しましょう。

虫めがねを準備してお読みください!

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虫めがねを離していくと・・・

虫めがねは、物を拡大して見るための道具ですね。見たい物に虫めがねを近づけると、大きく見えることをご存じかと思います。虫めがねを物から離していくと、もっと大きく見えますよね。

では、虫めがねをもっともっと物から離していくと、どうなるでしょう?やってみたことはありますか?

手をできるだけ伸ばして虫めがねを持って、見たい物から少し離れて、虫めがねをのぞいてみて下さい。景色が逆さまに見えませんか?

見たい物がレンズの真ん中からずれていたら、真ん中に見えるように手を動かしてみましょう。うまくいきましたか?・・・・ね、手と景色が逆向きに動きますよね。案外難しいですね。

どうして逆さまに

さて、どうしてこのように逆さまの景色が見えるのでしょう。

これは確か中学の理科の時間に習いますね。虫めがね(凸レンズ)には「焦点」といって光を集める点があります。この焦点よりも遠くにある物から出た光は、図1のように曲げられて、レンズを通った後に逆さまの像になるのです。

物が焦点より近くにあったらどうなるでしょう。この場合は、光が図2のように曲がりますから、レンズを通った後に集まることはありませんね。ですから、逆さまの像は見えません。

クイズ!正しく読めるのはどれ?

では最後にちょっとクイズをどうぞ。虫めがねを通して逆さに見たときに、ちゃんと「カガクのじかん」に見えるのはどれでしょう?考えてみて、試してみてくださいね。

注意

虫めがねを通して太陽を見てはいけません。失明の危険があります!

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虫めがねシリーズへのリンク

【1】虫めがね実験の紹介|【2】実際にやってみた|【3】まとめ

出典

この記事はちゅーピー子ども新聞 2010年3月号(3月1日発行)10面に掲載した記事を加筆修正したものです。

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