虫めがねのむこう側のお話・まとめ

虫めがねのむこう側のお話・まとめ

「続・虫めがねのむこう側のお話」では、「凸レンズは上下だけでなく、左右もひっくり返す」というお話をしましたね。

今回はまとめとして、上下左右がひっくり返ると

のように見えることを確認してみましょう。

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上下も左右もひっくり返す

次の図を見てみてください。まず上下ひっくり返して、それから左右ひっくり返すと・・・

 

確かに

のようになることが分かります。

別のミカタ

ところで、上下ひっくり返して、そのあと左右もひっくり返すということは、「ぐるりと180度回転させる」ということと同じですよね。皆さんお気づきでしたでしょうか。

いちいち「上下、左右・・・」と考えるよりも、「ぐるっと回転させる」と考える方が考えやすいでしょう。ですから、紙に何か文字を書いて、その紙をぐるっと180度回転させてから凸レンズでのぞくと、元通りに見えるというわけです。おうちにある本や新聞紙などで試してみてくださいね。

いろいろ遊んでみてはいかがでしょう

え、ひっくり返すのが面倒くさいですと?そんな方は凸レンズを2枚使ってみましょう。1枚目の凸レンズで180度回転して、2枚目の凸レンズでまた180度回転しますから、合計360度の回転となり、元通りの見え方になりますよ。

凸レンズどうしは十分離しておかないとうまくいきませんので、いろいろ試してみてくださいね。レンズの中にレンズが見えて、その中に元通りの景色が映っている様子は、一見の価値ありです。

せっかく2枚の凸レンズを用意したら、もっと色々試してみましょうよ。片方のレンズを目に近づけたら・・・。レンズとレンズの間隔を変えてみたら・・・。いろんな景色が見えますよ。ぜひ試してみてくださいね。

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虫めがねシリーズへのリンク

【1】虫めがね実験の紹介|【2】実際にやってみた|【3】まとめ

出典

この記事はちゅーピー子ども新聞 2010年5月号(5月1日発行)10面に掲載した記事を加筆修正したものです。

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