ペットボトルに穴をあけるとのお話

ペットボトルに穴をあけるとのお話

ちょっと面白い実験(?)をしてみましょう。ペットボトルに水をくんで、ふたをします。そして下の方に目打ち(キリでもいいです)を突き刺してみましょう。穴が空きます。目打ちを引き抜くとどうなるでしょうか。水がもれてくるでしょうか、それとも目打ちの穴ぐらいではもれないでしょうか。

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やってみました

百聞は一見にしかず。というわけでやってみました。目打ちを引き抜いても・・・水はもれてきません!これは不思議です。どういうことでしょうか。さらに調子に乗って、同じくらいの深さのところに穴をたくさん空けてみました。やはり水はもれません。

でも例えば、ペットボトルの側面がまるごと穴になった状況を想像してみると、絶対水がもれてきそうですよね。一応念のため実際にやってみると、やっぱりもれました。穴の上の方から空気が入っていって、穴の下の方から水が出て行っています。

ですから、同じぐらいの深さのところにあまり大きくない穴を空けるという条件ならば、たくさん穴を空けても水がもれてこないのではないかと想像できますね。

もっと極端な条件で

では極端な実験をしてみましょう。天ぷらなどをすくうための「網じゃくし」というものがあります。これの網の部分を取り外して、コップにかぶせてみましょう。そしてそこに水をなみなみと注ぎます。もちろん、水は網の目を通ってコップの中にたまります。ではこのコップを逆さまにするとどうなるでしょうか?

これはとても面白いのでぜひやってみてほしいのですが、なんと、水はもれないんですよ。やはり同じくらいの深さのところにたくさん穴を空けても、水はもれないみたいですね。次回はこの仕組みをもう少しさぐってみたいと思います。動画もどうぞ。

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出典

この記事はちゅーピー子ども新聞113号(2014年7月20日発行)7面に掲載した記事を加筆修正したものです。

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