2012年の1月、本サイトをもとにした書籍が初めて発売になる!ということで書いた記事です。
来る1月19日、「カガクのじかん」が書籍になって本屋さんの店頭に並びます!書名は「気楽に物理」となりました。とてもかわいらしい表紙です。
ベレ出版さんの書籍案内のページにも出ています。
では、内容について少しご紹介します。
もくじをご紹介
第1章 力とエネルギーのお話
第2章 熱のお話
第3章 光と音のお話
第4章 電気と磁気のお話
第5章 いろいろな視点から見てみる
第6章 小さな世界を見てみよう
第7章 大きな世界を見てみよう
以上の章立てでまとめました。
もし熱心に「カガクのじかん」を読んでくださっている方がおられたら「ん?電気の話とか、読んだことがないような」と思われるかもしれませんね。
そうなんです。今回、書籍化するにあたって、新しい話もいくつか入れました。また、昔に書いた記事であっても前後の節に合わせて加筆修正をしていますので、話のつながりがわかりやすくなっていると思います。
ときどき「どこから読んでも楽しめる本」というのがありますが、「気楽に物理」はどちらかというと「最初から順番に読んでいただきたい本」です。前の方で出てきたことと比べながら、新しい内容をお伝えしていきます。
イラストにも修正を施しています。やはり3年前と今とではリスの表情なども微妙に違っていますので、イラスト担当のヒヤマさんが寝る時間を削って手入れをしていましたよ。
書きながら感じたこと
「カガクのじかん」を書きながらも思っていることなのですが、「実感」ってどういうことだろうなあとずっと考えているんですよ。
ある日の夜中の0時前、仕事から帰ってきてふと西の空を見ると、上弦の月が明るい部分を下にして沈もうとしていました。そのときアッと気づいたのです。いま真夜中だから、太陽は地球の真裏、つまり自分から見ると地面の下の方にある。その方向から照らされているから、月の下の方が明るいのだと。そして太陽は同時に、地球の裏側の人を頭上から照らしているのだと。
こういったことは中学校の理科の時間に習ったはずで(例えばこちらのサイトなど)、知識としては頭にインプットされていたのですが、なぜかこのとき初めて「実感」できた気がしたのです。
このときの衝撃をどうしても書きたくて、「地球のうらがわを感じるのお話」という記事にまとめました。
「カガクのじかん」は、この「実感」をひとつのテーマとして執筆してきました。「実感」のツボは人によって違うと思いますので、今回の「気楽に物理」も一体どのくらいの人に受け容れていただけるものか不安なのですが、きっと誰かのツボには届くだろうと期待しています。
ぜひ本屋さんで
そんなわけで、1月19日発売の「気楽に物理」、かわいらしい表紙で本屋さんに並ぶと思いますので、ぜひ手に取ってみてください。気に入られたらお求めをお願いいたします。
近くの本屋さんに置いていない!という方は、とりあえずアマゾンを。こちらです。
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