「亀」さんという、歴史マンガをたくさん描かれている方がいらっしゃいます。
亀さんのサイト「歴史系倉庫」はコチラ。
http://rank119.gozaru.jp/
その亀さんがこのたび、新作品「偉人たちの科学講義 天才科学者も人の子」を発売されました!
完成までの下書き段階で私も少々(いや多々かもしれません)コメントをさせていただきましたので、多くの人に読んでほしいな~と思っています。
中身をちょっとご紹介
「科学講義」というタイトルですが、よくある「相対性理論とかを分かりやすく解説した漫画」みたいなのとは違ってまして、どちらかというと科学「者」の方に注目したマンガです。軽妙なタッチと今風のネタが満載で、スイスイ楽しく読み進められます。例えば「光」とか「熱」とかいう大きなテーマに関わる科学者が、時代を超えて集結して議論をするシーンなんかもありまして、これはマンガならではの楽しみですね。
ちなみに分野としては「物理」の分野が多いです。
特に「科学に詳しくない人」におすすめかな
科学に詳しい人よりもむしろ「今まで科学とかって難しそうで敬遠してたけど、ちょっとぐらい勉強してみようかな」と思う人にオススメかもしれません。
なぜそう思うかと言いますと、私自身は科学にはそこそこ詳しいと思いますが歴史にはとんと疎いわけです。その私が亀さんの「歴史系倉庫」を読むとあれやこれや読めてしまうんですよ。ですから逆に、科学に詳しくない方が本書を読むとグイグイ引き込まれるんじゃないかと思うんですよね。
あとがきから
ところで「あとがき」が味わい深いんですよ。
亀さんが高校生の頃にふと思いついて簡単な実験をしてみると、教科書に書いてあるのと同じ現象が起こったのです。これで亀さんは「物理って確かめられるんだ!」と嬉しい気持ちになったんだそうです。
その気持ちわかります~!物理って、難しげな不思議な公式や理屈が多いですが、実際に世の中で起こっている現象を表しているんですよね。だからやってみると本当に起こるし、そもそもわざわざ「やってみる」でなくても、すでに身のまわりで起こっている現象も多々あるわけです(例えばボールを落とすと一定の加速度で落ちていくなど)。そういう、今まで見過ごしていた現象の背景にある物理法則に気づくだけでも、物理を勉強する価値があるなと思います。
サンプルは技術評論社さんのサイトから見ることができます。
https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10531-0
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