すずしくなってきて、気持ちのよい晴れの日が多くなってきましたね。
皆さんは青い空に虹が出ているのを見たことはありますか?雨が上がったあとに日が差すと、虹が出ることが多いですよね。
虹のつくりかた
実は、自分で虹を作ってみることができます。
晴れた日に、太陽に背中を向けて立ち、水をまいてみましょう。水はシャワーのようなこまかい水しぶきにした方がいいですよ。水をまきながら、そのしぶきの中をよく見てみて下さい。虹が見えませんか?
虹が見えたら、その中に色がいくつあるか数えてみましょう。いくつ見えますか?
日本では「赤、だいだい、黄、緑、青、あい、紫」の7色と数えることが多いようです。知らなかった色もあるかもしれませんね。「色の切れ目がよく分からなかった~」と思う人もいるかもしれませんね。そうなんです。日本でも、地方によって色数が違ったり、外国では7色の他に、6色や5色、あるいは2色と数えるところもあるようですよ。
白い光がなぜ虹色に?
ところで、太陽の光は何となく白っぽいですよね。どこからこんなに色が出てくるのでしょうか?
実は、太陽の光には様々な色が混じっているのです。その光が水しぶきに当たると、水滴の中で折れ曲がっていきます。これを「屈折」といいます。小学校でも中学校でも習いますよね?さらに、色によって屈折のしやすさが違っていて、紫に近い色ほどよく曲がるのです。そのため、太陽の光が水滴で屈折すると、もとの色に分かれるのです。
そして、空中にたくさんの水滴があれば、1つ1つの水滴で分かれた色が少しずつ違う角度で目に入ります。これが虹なのです。
こんな風に、太陽の光はもとの色に分かれることがよくあります。蛍光灯などでも同じようにもとの色に分かれることがあります。身の回りをよく見てみて下さい。あちこちで虹のような色が見えていますよ。
サンキャッチャーというアイテムを使うとみることのできる「虹の赤ちゃん」です。
参考
- 銀河の道 虹の架け橋(大林太良 著)
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ちゅーピー子ども新聞2008年11月号(11月1日発行)10面に掲載した記事を加筆修正したものです。